きのうの果てに、、、

統合失調症の姉、うつ病だった夫、そして生き方の不器用な息子との毎日

 

MUSIC

樹理 綾香      今はこれを聞いているよ↑

FAVORITE

クック ななんののレシピ、載せてるよ 見てね!

CHINEMA

映画『TIME/タイム』 Time.jpg ←今度絶対に見に行く!

プロフィール

nanann

Author:nanann
ななん50歳、、、。
53歳の主人と
大学4年生の息子、大学2年生の娘
との4人暮らし。
階下に義母が別棟で住んでいます。

2009年の秋に母が81歳で他界しました。
片道40分のところに住む、ひとり残った父も
やっと母のいない毎日に慣れてきたようです。

こんな毎日ですが、
これからのこと、色々と綴っていこうと思います



2007年10月23日以前の日記は
お引越しに失敗して
写真が全部消えてしまい
ました。26日以降は
頑張ってアップします。
f_04.gif
ブログランキング・にほんブログ村へ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

TB: --    CM: --

永い、永い一日 

姉は二年前に今の病院に移された。


病名は統合失調症だ。


発病は20歳の時。


まあおもてむきは肺炎が悪化したのでもっと空気のいい病院で
療養するためということだったのだが、

あまりにも手におえない病状に追い出されてしまった
といったほうがはやい。
周りの患者さんの私物は盗むは、不要物を意味なく無数にとっておいて
捨てないは、そのために衛生状態が悪化するは、
看護婦さんにはむかって混乱するはで、
前の病院の一番の問題児だった。


今の病院でも、さすがにむこうから電話はかかってこないが
私が用事があって病院に電話をすると、看護婦さんから
姉のことでいろいろと注意を受けることになる。

6月中に姉に会いに行く事にしていたが
今回は面会のみで無難に帰るつもりだった。

が、その前に病院に電話して面会の予約をした時、
看護婦さんに病室にはいっていろいろとこの間みたいに
整理してほしいと言われてしまった。
看護婦さんの立場では勝手に整理できないらしい。



この間の面接で、軽く怪我をした記憶が蘇ってきた。
だからと言って姉のことでこれ以上病院に迷惑はかけられない。
そして病院が遠すぎて父も母ももう面会は不可能なのだ。
私しかやる人はいないのだ。


丁度ヘルパーの仕事がキャンセルになった土曜日
重い気持ちのまま、片道3時間をかけて、また姉のもとに行ってきた。


姉ととりあえず応接室で会ってから病室へ行くのか、
それともそのまま病室に行って姉の持ち物を整理した方がいいのか、
あらかじめ主治医の先生と会って相談をした。


本人が不在の時に私が整理してしまってはどうかとも
言ってみたけれど、それは後で混乱してパニックになったら
看護婦さんの手に負えないということで、
何人かの看護師さん看護婦さん、それと
先生自身ともつきそうという条件で病室に行くことになった。


主治医の先生は新しい方に変わったばかりで、
まだ姉の本当の怖さを知らない。
その時の私の顔はさぞかしこわばっていたのだろう、
”そんなに身構えなくても大丈夫ですよ”と先生は少し笑って
私の肩を軽くたたいた。



すこしして看護婦さん5人、看護師さん1人と
主治医の男の先生一人と私とで病室に向かう。
鉄格子の扉を何個もカギで開け閉めをして、奥に進んでいく。
まるで、自分がつかまって投獄されるような
そんな不思議な気分にもなる、、、
そんなものすごい世界、、、目を覆う現実、、、。

姉は奥の隅のベットに座っていた。
私を見つけるととてもビックリとして何をしに来たかを聞いてきた。
その時自分がなんて答えたのか覚えていない。
とにかくまた物であふれかえってしまっている姉のベットの周りを見て
顔が熱くなるのを感じた。

昔、姉が入院をせず、まだ家にいた時、姉は二階の客間を占領して、
そこに自分の私物を持ち込み、生活が崩壊状態になってしまったのだ。
その時のすさまじさと言ったら、
あとで姉が入院してその部屋を整理するのに
半年もかかってしまったのだ。



ほんとうに変わらない病状。



年をとるごとに,病気が人格も壊してしまったような、、、
そんな感じだ。



結局、本人にひととおり断りながら整理して(殆ど強行)
衣装ケースふたつと市ののゴミ袋6つのごみが出た。
大半はノートだけれど、なぜか無数のバンソウコウ、
時計、メガネ、お菓子の空になったビ二ール袋
プリンの使い終わったカップが目についた。

あと他の患者さんからもらった(たぶん盗んだ)という衣類も
結構見つかった。何故かサイドテーブルは
ガムテープでぐるぐる巻きになっていて
引き出しが開かなくなっていたのだけれども、
それをはがして中を整理しようとしたら、中から得体のしれない
黒い腐敗した物体やら、無数のゴキブリの死骸だのが出てきたので、
一瞬私やら看護婦さん、その周りにいた人たちが
何メートルか離れようとして飛んだ。
ほんとうに、整理してこれだけ怖い思いをするなんて、、、



私が整理している間姉は大いに暴れて私にいろいろなものを
投げつけ、腕をひっかいたため腕から血がでたけれど
そのあとは体格のいい看護師さんに押さえつけられてしまっていた。
そしてその間中、お前なんか妹じゃない、
姉妹の縁を切るなどとずっと大声を出していた。




主治医の新しい若い先生は、あまりの展開に言葉を失い、
呆然と立ち尽くしていた。




とりあえず、ふたつの衣装ケースは捨てずに実家に送ることにした。
私にはごみにしか見えないものでも、姉には
命の次に大切なものなのだ。


整理に要した時間2時間、、、。
必死だったのであっという間だったけれど、
とてつもない長い時間にも感じた。



これで、姉にとって私は憎むべき悪魔のような存在に
なってしまったのだろうなぁ。



この日の帰宅は夜遅くになってしまった。
家の明かりが遠くに見えてきたとき、
身体に残っていた震えがやっとおさまってきた。


病院の入り口→道



姉はこの病院に入院をするために生まれてきたのかと
むなしい気分になってしまう。






↓もしよかったらぽちしてね。
なんとかがんばれそうだから、、、。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ メンヘル 家族・友達へ


スポンサーサイト

category: 姉の面会

thread: 家族・身内 - janre: 心と身体

TB: --    CM: 6

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

メールフォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。