丁度人生の折り返し点で振り返ります。 癌と共に生きる父,心の病の為入院した姉、 同じ日に倒れ心臓の大きな手術の後,鬱になった母。 会社の経営悪化のためやはり鬱になった夫。 人生はまさに小説より奇なりです。 そして色々な事には必ず意味があると思うのです。
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nanann
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ななん47歳。大好きな夫ダーと
高3の息子ギガと
高1の娘サーヤと4人家族。
完全二世帯の家で義母が
階下に住んでいます。

のんびりとした毎日を
つづるつもりでしたが、
去年の姉の転院と母の
入院を期に人生の歯車が
ずれてきてしまいました。

これからしっかり生きて
いくためにも、
自分を見失わないためにも、
毎日をしっかりとつづって
残していこうと思います。

2007年10月23日以前の日記は
お引越しに失敗して
写真が全部消えてしまい
ました。26日以降は
頑張ってアップします。
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06,23 2008
flower 永い、永い一日
姉は二年前に今の病院に移された。


病名は統合失調症だ。


発病は20歳の時。


まあおもてむきは肺炎が悪化したのでもっと空気のいい病院で
療養するためということだったのだが、

あまりにも手におえない病状に追い出されてしまった
といったほうがはやい。
周りの患者さんの私物は盗むは、不要物を意味なく無数にとっておいて
捨てないは、そのために衛生状態が悪化するは、
看護婦さんにはむかって混乱するはで、
前の病院の一番の問題児だった。


今の病院でも、さすがにむこうから電話はかかってこないが
私が用事があって病院に電話をすると、看護婦さんから
姉のことでいろいろと注意を受けることになる。

6月中に姉に会いに行く事にしていたが
今回は面会のみで無難に帰るつもりだった。

が、その前に病院に電話して面会の予約をした時、
看護婦さんに病室にはいっていろいろとこの間みたいに
整理してほしいと言われてしまった。
看護婦さんの立場では勝手に整理できないらしい。



この間の面接で、軽く怪我をした記憶が蘇ってきた。
だからと言って姉のことでこれ以上病院に迷惑はかけられない。
そして病院が遠すぎて父も母ももう面会は不可能なのだ。
私しかやる人はいないのだ。


丁度ヘルパーの仕事がキャンセルになった土曜日
重い気持ちのまま、片道3時間をかけて、また姉のもとに行ってきた。


姉ととりあえず応接室で会ってから病室へ行くのか、
それともそのまま病室に行って姉の持ち物を整理した方がいいのか、
あらかじめ主治医の先生と会って相談をした。


本人が不在の時に私が整理してしまってはどうかとも
言ってみたけれど、それは後で混乱してパニックになったら
看護婦さんの手に負えないということで、
何人かの看護師さん看護婦さん、それと
先生自身ともつきそうという条件で病室に行くことになった。


主治医の先生は新しい方に変わったばかりで、
まだ姉の本当の怖さを知らない。
その時の私の顔はさぞかしこわばっていたのだろう、
”そんなに身構えなくても大丈夫ですよ”と先生は少し笑って
私の肩を軽くたたいた。



すこしして看護婦さん5人、看護師さん1人と
主治医の男の先生一人と私とで病室に向かう。
鉄格子の扉を何個もカギで開け閉めをして、奥に進んでいく。
まるで、自分がつかまって投獄されるような
そんな不思議な気分にもなる、、、
そんなものすごい世界、、、目を覆う現実、、、。

姉は奥の隅のベットに座っていた。
私を見つけるととてもビックリとして何をしに来たかを聞いてきた。
その時自分がなんて答えたのか覚えていない。
とにかくまた物であふれかえってしまっている姉のベットの周りを見て
顔が熱くなるのを感じた。

昔、姉が入院をせず、まだ家にいた時、姉は二階の客間を占領して、
そこに自分の私物を持ち込み、生活が崩壊状態になってしまったのだ。
その時のすさまじさと言ったら、
あとで姉が入院してその部屋を整理するのに
半年もかかってしまったのだ。



ほんとうに変わらない病状。



年をとるごとに,病気が人格も壊してしまったような、、、
そんな感じだ。



結局、本人にひととおり断りながら整理して(殆ど強行)
衣装ケースふたつと市ののゴミ袋6つのごみが出た。
大半はノートだけれど、なぜか無数のバンソウコウ、
時計、メガネ、お菓子の空になったビ二ール袋
プリンの使い終わったカップが目についた。

あと他の患者さんからもらった(たぶん盗んだ)という衣類も
結構見つかった。何故かサイドテーブルは
ガムテープでぐるぐる巻きになっていて
引き出しが開かなくなっていたのだけれども、
それをはがして中を整理しようとしたら、中から得体のしれない
黒い腐敗した物体やら、無数のゴキブリの死骸だのが出てきたので、
一瞬私やら看護婦さん、その周りにいた人たちが
何メートルか離れようとして飛んだ。
ほんとうに、整理してこれだけ怖い思いをするなんて、、、



私が整理している間姉は大いに暴れて私にいろいろなものを
投げつけ、腕をひっかいたため腕から血がでたけれど
そのあとは体格のいい看護師さんに押さえつけられてしまっていた。
そしてその間中、お前なんか妹じゃない、
姉妹の縁を切るなどとずっと大声を出していた。




主治医の新しい若い先生は、あまりの展開に言葉を失い、
呆然と立ち尽くしていた。




とりあえず、ふたつの衣装ケースは捨てずに実家に送ることにした。
私にはごみにしか見えないものでも、姉には
命の次に大切なものなのだ。


整理に要した時間2時間、、、。
必死だったのであっという間だったけれど、
とてつもない長い時間にも感じた。



これで、姉にとって私は憎むべき悪魔のような存在に
なってしまったのだろうなぁ。



この日の帰宅は夜遅くになってしまった。
家の明かりが遠くに見えてきたとき、
身体に残っていた震えがやっとおさまってきた。


病院の入り口→道



姉はこの病院に入院をするために生まれてきたのかと
むなしい気分になってしまう。






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コメント
病状は少し違いますが
家の妻も2年前に発病したんです、始めは被害妄想からでした
発病始めはTVのニュース事件が自分の責任と言い出し警察に行こうとしたり夜中にパジャマ姿で外に出て行こうとしたり理解できませんでした。
私自身も心配でお盆休みで病院が休みで5日間位は寝れませんでした。
1ヶ月位で15キロ体重も減りかなりハードでした。
今は、少しずつ病気への理解も・・・
今は妻の被害妄想を否定せず1度共感してこう考えてみたら?と対応するようにしてから
随分回復してるように思えます。
かなり薬の量は今でも飲んでいますが
こちらの話ばかりですいません
頑張りましょう!病気と闘う本人の方が自覚もなくもっと大変だと思います。

Posted by: やまちゃん on 2008.06.24 00:55 編集
こんにちは!
前にも書いたかもしれませんが 義姉も
同じ病気でした。
今もかも知れないのですが 認知症が酷くなり家族もよく分からなくなりました。
私のこと最初は頼りにしてくれたのですが 途中から「来なくていい!」と言われて 
私はショックでそれ以来義姉と話が出来ないまま現在に至っています。
もう逢いに行っても分からないと思いますが、私も自由がきかないので見舞にもいけずにいます。
ななんさんは逃げてはおられないので、どんなにかお辛いことだろうと思います。
でも私の場合と違って姉妹でいらっしゃるから愛情がおありになりますね。
よく分かります。
きっと通じ合っておられると思います。
ななんさんもお姉さまもお大事に・・と申し上げたいです。
Posted by: yasukon on 2008.06.24 15:18 編集
>やまちゃんさんへ
奥様が発病なされてから、とても大変な思いをされたのですね。
病気に対する家族の理解、、、とても大切なことだけど、
やはりとても難しい、、、
本人が悪いのではなくて、やはり憎むべきは病気、、、なんですね。
お話を聞いて頑張る力が湧いてきました。

>yasukonさんへ
病気に対して昔は逃げているところもありました。
若いころは、姉のこと、逆に憎んでいたところも。
でも今はなんてさびしい人生なのかととてもつらくなります。
今までの時間がいろいろなことを教えてくれたようにも感じます。
いつも読んでいてくださってありがとう。
yasukonさんの温かいメッセージが私にとっていつも励みになります
Posted by: ななん on 2008.06.24 22:20 編集
ななんさん、こんばんは。
ななんさんの心の中はいつも愛する大切なご家族のことで、喜びや悲しみや苦しみ等でいっぱいなんでしょうね・・・
全部投げ出してしまいたくなる時もあるでしょうに、ご自分をどれだけ平常心を保ちながら、前向きに前向きに歩いて行こうとされているのが、胸がつまる思いです。
ななんさんの幸せを願ってやみません。
Posted by: スージー on 2008.06.24 23:20 編集
自分も、昨日、病棟に入ってきたところでした。

日記には、野戦病院・・と表記しましたが、他人様には、分からない現実ですね。。
Posted by: もみじ on 2008.06.26 07:49 編集
>スージーさんへ
お久しぶりですね。
いらしてくださって有難うございます。
姉の事では、今まで何度、
放り投げたくなったことかわかりません。
だから全然えらそうなことは言えないのですが(^_^;)
でも姉の人生に比べればなんのこれしきと
思ってしまいます。

>もみじさんへ
もみじさんのところで統合失調症の記事を読みました。
姉は発病した時にちゃんと薬を飲んでいなかったのが
原因ではないかと思います。
人生のほとんどの時間が過ぎてから気付いても
遅いのかもしれないけれどね、、、。
Posted by: ななん on 2008.06.26 14:13 編集
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